2022.07.29 スタッフブログ

折り紙

お疲れ様です。東京のデザイナーのk.jpです。

僕の趣味の一つに「折り紙」があります。5歳のころ祖母が折鶴を折っているのを横で見ていて
「なぜ、この正方形の平面な紙から立体な鶴の形になるのかと」不思議に思い折り方を教わりました。
いざ自分で折り上げ完成するとそれはもう感動しました。
そこから折り紙の虜になり夢中で作品を折り上げていきました。

中学後半くらいになって「神谷哲史」さんと言う日本の折り紙作家を知り神谷さんの作品に見入ってしまいました。

https://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/html/202112/202112_02_jp.html

見てもらうと分かる通り超複雑かつリアリティ溢れていて常人には折り紙とは思えないをどの
複雑な技巧を凝らした昆虫や動物、架空の生物などの作品を多く創作されています。

作品が凄すぎて勘違いもされる方も多いので一応説明しておきますと
これらの作品は「不切正方形1枚」で制作されており、正方形の紙一枚でハサミや切れ込みを一切使用しておりません。
僕は「不切正方形1枚」以外を折り紙とは言いたくありません。

中でも「龍神3.5」は神谷さんの作品の中でも最高傑作とも呼ばれています。
約3年半かけ創作され100万円の値段が付けられるほどです。
2メートル四方の巨大な紙(作業はミリ単位)と何重に折り重ねても破れたりしないかつ薄い和紙を使用していて
折慣れている神谷さんでも1~2ヶ月かかるそうです(鱗部分が工程の半分を占めています)。

僕もいつかは挑戦してみたいと思っていて日々腕を磨いています。
展開図折りと呼ばれる、完成した作品を正方形に戻してついてる折り目(補助線を除く)を展開図というのですが、
その展開図だけで作品を折り上げる方法や、部分折りと呼ばれる
複雑な作品をパーツ化し部位ごとに制作する練習する方法を用いています。

「龍神3.5」はあまりにも折り上げる作業工程が多いため作業工程をすべて折り図化し書籍などに
まとめることが不可能なため展開図と頭などの部分的な折り図を利用して折り上げなければなりません。
また作品に使用する和紙も簡単に買えるものではなくほぼ特注になるのでかなりの値段がします。
それもあってハードルも高く非常に難易度の高い作品であることに間違いないです。

神谷さんの他の作品で「エンシェントドラゴン」や「フェニックス」などは
現状綺麗に折り上げることができるのでもう少ししたら「龍神3.5」に挑戦できるのかなとは思っています。

今回紹介した神谷さん以外にも素晴らしい折り紙作家の方はたくさんいらっしゃいますので
良かったら自分で調べてみてくだい。

もしこの記事を読んで折り紙の世界に興味を持ちましたら是非僕とお話しましょう。✌

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